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ジェイソン・クイグリーさん

日本の食べ物、好き嫌い


by Jason F. Quigley (カナダ、団体職員)

 初めて日本に来たとき、飛行機の中でのり巻きが出た。しかし包装紙のようなものだと思って、わざわざ取って食べた。やがて日本で生活するようになって、それがのりという食べ物だと知って驚ろいた。のりはちょっと生臭かったがすぐに慣れた。

 慣れたと言えば、納豆もよく食べる。みそ汁も好きだ。英語の教師をしていたころ、これは食べられないだろうと日本人がわざわざ「イナゴ」や「蜂の子」を持ってきたこともある。しかし期待?に反して、それらも大丈夫だった。

 食べ物というより食生活で、日本人が朝食の準備に時間をかけるのにびっくりした。カナダで僕は、パンにコーヒーにジュースとかシリアルとか、朝はすぐに食べられるものばかりだった。日本ではご飯にみそ汁それに二、三のおかずが出てくる。とてもおいしくて健康にいいのだが、時間の無駄だと思ってしまうこともある。

 日本に来て1か月で5キロもやせてしまった。日本の食べ物は全体的に低カロリーで、量が少ないこともあって、僕は絶えずお腹をすかしていた。朝はカナダ式に簡単に済ませる。昼はサンドイッチなどを買ったりレストランに行くのだが、レストランのランチなどの量が少ないのだ。休憩時間があまり無いので、もう少し食べたいと思っても追加する時間がない。夜は自分で料理を作ったが、居酒屋に行っていろいろな食べ物にも挑戦した。居酒屋では、いろいろな食べ物を食べることができてとてもよかった。

 日本の食べ物は何でも食べられるし、ほとんどの物がおいしい。でも何度口にしても「梅干し」は好きになれない。そのほかの漬け物も苦手だ。それに味がないから、うどんもだめだ。(談)
〈2006年05月〉